国際保障学研究会(東京大学大学院)では、上記の課題について、特にプルトニウム取扱いについて、いわゆる「余剰プルトニウム」 を持つことなく、均衡のとれた、核燃料サイクルを実現し維持するためには如何に考えればよいかについて、わが国が置かれた立場を考慮し、さらに日本の特徴(歴史的背景、非核兵器国で唯一フル燃料サイクルを先導など)を踏まえ、長期的観点から、柔軟性のある方向性について技術的なオプションを含め検討したので報告する。
掲載日:2014-9-1
A Specific MNA Idea has been studied and summarized by Nuclear Nonproliferation Study Committee, Graduate School of Engineering, University of Tokyo. Multilateral international nuclear fuel cycle, including stable enriched uranium supply services, SF handing services, usage of plutonium, establishment of regional safeguards system, requirements for the organization that carries out international nuclear fuel cycle, its legal and economy feasibilities and role of industry are discussed. This study aimed to propose a feasible international nuclear fuel cycle scheme centered on Asia.
掲載日:2013-5-1
国際保障学研究会では、アジア地域の国際的な核不拡散体制構築とエネルギー安定供給に資することを目的に、核不拡散性、実効性、持続性のある国際核燃料サイクル枠組みについて検討を実施した。多国間国際核燃料サイクルを安定して維持するための具体的な方策、即ち安定した濃縮ウラン供給システム、使用済燃料の取り扱いシステム、プルトニウムの利用、国際核燃料サイクルに適用される地域保障措置体制の確立、国際核燃料サイクル事業体の要件、法規制、経済的成立性、国際核燃料サイクルシステムにおける産業界の役割といった、国際核燃料サイクルを実現するためのシステム上の問題及びその対応策に関し詳細に研究を行った。
掲載日:2013-4-30
本文書は、「次世代核燃料サイクル技術における核拡散抵抗性の寄与 -核燃料サイクル技術における抵抗性比較、および全核拡散リスクに対する抵抗性の効果について-」に関する中間報告書です。
掲載日:2013-2-12
A part of this study is the result of "Study on establishment and sustainable management of multi-national nuclear fuel cycle framework" which was carried out under the Strategic Promotion Program for Basic Nuclear Research by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology of Japan. This study was performed from the academic aspects by the members of the University of Tokyo and Japan Atomic Energy Agency.
掲載日:2013-2-2
本研究の一部は、文部科学省原子力基礎基盤戦略研究イニシアティブにより実施された「国際核燃料サイクルシステムの構築と持続的運営に関する研究」の成果です。 本書は、平成23年12月に取りまとめられた中間報告書です。
掲載日: 2013-2-2